ダミー変数を積極的に使用: Sample 3: 式が一つでも(FORTRAN)
言語の変更:
C版
■ 概要
前のサンプルと違ってこのサンプルでは式は一つだけ。しかしその中に同一の重い計算があります。このときダミー変数を利用すれば、計算時間を半分程度短縮できます。
... 式(1)
下の「回答例」ボタンをクリックすれば、式(2)に回答例が表示されます。興味がある方はクリックする前にぜひ考えてみてください。
... 式(2)
Code 1は式(1)によってコーディングしたものです。Code 2は式(2)によってコーディングしたものです。配列xとyのサイズnは10,000とします。計算時間が非常に短いので、より正確な計算時間を得るためにこの計算は5000回まわします。
■ ソースコード
◆ Code 1 | ◆ Code 2 |
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■ 計算時間の測定結果
Code 1とCode 2の計算時間の測定結果を表1に示します。ここではそれぞれのコードを5回実行して、平均とCode 1とCode 2との計算時間の比率も表示します。
1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 平均 | 倍率 | |
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Code 1 | 2.22 | 2.20 | 2.20 | 2.20 | 2.20 | 2.20 | 1.53 |
Code 2 | 1.44 | 1.42 | 1.42 | 1.44 | 1.47 | 1.44 | - |
■ 考察
Code 1はCode 2に比べてtanの計算が多いため、計算時間も1.53倍遅いという結果が得ました。